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令和4(2022)年度事業報告

1 総会
定期総会 令和 4年 7月 1日(金) オンライン開催
2 理事会 年3回
第1回 令和 4年 7月 1日(金) ※オンライン開催
第2回 令和 4年10月 5日(水) ※山梨県 ハイブリッド開催
第3回 令和 5年 2月24日(金) ※オンライン開催
3 常任理事会 年4回
第1回 令和 4年 4月10日(日) ※オンライン開催
第2回 令和 4年 6月 4日(土) ※オンライン開催
第3回 令和 4年 9月 3日(土) ※オンライン開催
第4回 令和 5年 1月21日(土) ※オンライン開催
4 全国精神保健福祉センター長会会議
令和 4年10月 5日(水) (山梨県)
開催場所 会場 「ベルクラシック甲府」 ※ハイブリッド開催
5 全国精神保健福祉センター研究協議会
令和 4年10月 5日(水)〜6日(木) (山梨県)
開催場所 会場 「ベルクラシック甲府」 ※ハイブリッド開催
6 全国精神医療審査会長会・精神保健福祉センター所長会議(厚労省主催)
令和 5年 2月24日(金) ※オンライン開催
7 大都市部会 年2回
第1回 令和 4年 7月 1日(金) ※オンライン開催
第2回 令和 5年 3月 2日(木) ※オンライン開催
8 調査研究と学会発表等
令和4年度 調査研究
○令和4年度地域保健総合推進事業 「保健所、精神保健福祉センターの連携による、ひきこもりの精神保健相談・支援の実践研修と、重層的支援体制をはじめとした地域包括ケアシステムによるひきこもり支援に関する研修の開催と検討」分担事業者:辻本哲士、統括者:原田豊
○地域医療研究事業「コロナ禍でのバーチャル・リアリティ(VR)・メソッドによる地域精 神保健医療のシミュレーション手法のパイロット研究」主任研究者:大塚耕太郎 小原圭司
○厚労省依存症治療・相談拠点設置事業 調査研究事業「再犯防止推進計画における薬物依 存症者の地域支援を推進するための政策研究」松本研究班「薬物依存症者に対する地域支援体制の実態と均てん化に関する研究」分担研究者:白川教人、研究協力者:島田達洋,川口貴子,小原圭司,藤城聡
○厚労省依存症治療・相談拠点設置事業 調査研究事業「保護観察の対象となった薬物依存 症者のコホート調査システムの開発とその転帰に関する研究」 研究代表者:松本俊彦研究協力者:竹島正,山田正夫,川口貴子,井上悟,熊谷直樹,平賀正司,島田達洋,楠本みちる,佐伯真由美,宍倉久里江,藤田浩介,白川教人,楯林英晴,春日井基文,西畑陽介,籠本孝雄,辻本哲士,藤城聡,岡崎大介、佐藤浩司,山ア正雄,太田順一郎
○厚労科研「地域精神保健医療福祉体制の機能強化を推進する政策研究」(研究代表者:藤 井千代)分担研究「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築に関する研究」(分担研究者 野口正行)研究協力者 熊谷直樹、林みづ穂
○厚労科研:災害派遣精神医療チーム(DPAT)の活動期間及び質の高い活動内容に関する研 究.分担研究「自治体からみた DPAT 活動基準検討」分担研究者:辻本哲士,研究協力者:福島昇
○厚労省「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」構成員: 辻本哲士
○厚労省委託事業「令和4年度心のサポーター養成事業」委員:辻本哲士
○厚労省令和4年度障害者総合福祉推進事業費「療育手帳その他関連諸施策の実態等に関す る調査研究」委員:辻本哲士
○令和 4(2022)年度厚生労働科学研究費補助金(障害者政策総合研究事業)「効果的な集団精神療法の施行と普及および体制構築に資する研究」(研究代表者:藤澤大介)「全国の精神 保健福祉センターにおける集団プログラム(集団精神療法)の実態と課題に関する全国調査に関する研究」 研究協力者:熊谷直樹、辻本哲士
令和4年度 学会発表
○第118 回日本精神神経学会学術総会シンポジウム 58
「全国の精神保健福祉センターにおける自殺対策の取り組みについて」辻本哲士、太田順一郎、白川教人、竹島正、宍倉久里江、大久保聡子、二宮貴至、鎌田隼輔
○第118 回日本精神神経学会学術総会委員会シンポジウム 15
「新型コロナウイルス(COVID-19)感染後の遷延する精神・神経症状への理解と対応」藤城聡
○第118 回日本精神神経学会学術総会委員会シンポジウム 12
「親子の支援において地域の保健・福祉・教育・医療をつなぐ精神科医の役割」林みづ穂、二宮貴至
○第118 回日本精神神経学会学術総会シンポジウム 40
「市町村を中心とした精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に関する方向性と課題」 企画:太田順一郎、野口正行
○第118 回日本精神神経学会学術総会シンポジウム 5
「患者の突然の死をどのように減らし、いかに向きあうか」 辻本哲士
○第118 回日本精神神経学会学術総会委員会シンポジウム 25
「コロナ禍の自殺対策を振り返る:アフターコロナを見据えて」 辻本哲士
○第118 回日本精神神経学会学術総会委員会シンポジウム 24
「『精神科医の数・地理的分布と勤務状況に関する実態調査』結果報告」 辻本哲士
○第4回 日本在宅医療連合学会シンポジウム
「ひきこもり者の実態と課題」 辻本哲士
○第44回 日本アルコール関連問題学会
「薬物使用者に対する支援者のスティグマ的態度に影響する要因 ―全国の精神保健福祉センター職員に対する調査から―」藤城聡、白川教人
○メンタルヘルス政策プロジェクト公開シンポジウム
「災害時のメンタルヘルス支援〜応急対応から継続対応に向けた支援者連携のありかた〜」辻本哲士
○第41回 日本社会精神医学会 シンポジウム6
「ひきこもりの現在の状況と今後の支援のあり方を検討する」 田中治 原田豊 辻本哲士
令和4年度著書
○公衆衛生情報
1)2022年4月号特集「研修会から見えてきたひきこもり支援の課題」原田豊(鳥取県立精神保健福祉センター長)
2022年9月号寄稿「ゲーム依存に関する相談の現状と課題〜全国精神保健福祉センターを対象としたアンケート調査から〜」原田豊(鳥取県立精神保健福祉センター長)
2)日進月歩
@(2022年4月号)「新型コロナウイルス感染症軽症者等の宿泊療養施設における心のケア」 兵庫県精神保健福祉センター 中谷恭子
A(2022年5月号)「札幌市の新型コロナウイルス に係るこころのケアの取組について」札幌市精神保健福祉センター 河口由畿
B(2022年6月号)「新型コロナウイルス感染症に関する電話相談について」 高梨陽子、佐々木恵美(茨城県精神保健福祉センター)
C(2022年7月号)「新型コロナウイルス感染症に係る『こころの電話相談』の利用状況と相談内容に関する調査・分析 東京都立多摩総合精神保健福祉センター 古田靖子
D(2022年8月号)「新型コロナウイルス感染症クラスターが発生した医療機関職員に対するこころのケア」宍倉久里江(相模原市精神保健福祉センター)
E(2022年9月号)『新型コロナウイルス感染症流行によるデイケア利用者への影響とデイケア運営について』大西久美子他(広島県立総合精神保健福祉センター)
F(2022年10月号)「精神障害者家族会による高等学校等を対象とした普及啓発−若者向け精神疾患早期発見啓発リーフレットの活用−」田村有希他(鳥取県立精神保健福祉センター)
G(2022年11月号)「援助希求行動の強化に着目した自殺対策事業「life(いのち)を守る総合相談会」の取り組み〜総合相談会の意義を考える〜」大久保聡子(静岡市こころの健康センター)
H(2022年12月号)「横浜市自殺対策計画改定に向けた警察統計解析」白川教人(横浜市こころの健康センター)
I(2023年1月号)「浜松市の周産期メンタルヘルス実態調査から - にも包括構築の課題について - 」二宮貴至(浜松市精神保健福祉センター)
J(2023年2月号)「『滋賀県ゲートキーパー養成プロジェクトチーム』の活動について」曽和久恵(滋賀県立精神保健福祉センター)
K(2023年3月号)「新たなケアの視点としてのトラウマインフォームドケアの導入」永田貴子(佐賀県精神保健福祉センター)
○精神神経学雑誌
124巻5号「学校コミュニティにおける自殺対策」二宮貴至
○最新精神医学27巻3号 2022年5月「コロナ禍における浜松市のブラジル人メンタルヘルス対策」二宮貴至
○精神医学65巻第3号 2023年3月「コロナ禍での精神保健県福祉センターの取り組み」辻本哲士、藤城聡
○精神医学64巻第11号 2022年11月「ひきこもりの理解と支援 地域支援(地域のリソースの活用などを含む)」辻本哲士
○国立精神・神経医療研究センターANNUAL REPORT 2021-2022 「メンタルヘルスが社会を変える〜精神保健研究所の歩みとこれからの使命〜」辻本哲士
○「新型コロナウイルス感染症 COVID-19 診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント第2.0版」編集委員 喜多村祐里 辻本哲士
9 厚生労働省精神・障害保健課等との意見交換 随時
10 センター長会会報「第62号」発行 ホームページ等運営委員会
11 会議等への出席
(1) 全国精神医療審査会連絡協議会 (年1回) ( 辻本哲士(全審連副会長),太田順一郎、白川教人)
(2) 精神保健従事者団体懇談会 (年6回) (井上悟)
(3) DPAT 運営協議会 (年2回) (辻本哲士)
(4) 公衆衛生情報編集委員会 (年6回) (辻本哲士, 白川教人,熊谷直樹,井上悟,平賀正司)
(5) アルコール健康障害対策関係者会議 (年2回) (白川教人)
(6) 依存症専門医療機関相談員等全国会議 (年1回) (白川教人、小原圭司)
(7) 精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築支援事業 アドバイザー合同会議 (年3回) (野口正行.佐藤浩司)
(8) ひきこもり地域支援センター全国連絡協議会役員会 (年2回) (小野善郎,太田順一郎、山ア正雄、宍倉久里江)
(9) 日本精神神経学会 災害支援委員会 (年3回) (福島昇)
(10) 日本精神神経学会 精神科医・精神科医療の実態把握・将来計画に関る委員会 (年8回) (辻本哲士)
(11) 日本精神神経学会 精神保健福祉法委員会(年6回)(太田順一郎、二宮貴至)
(12) いのちを支える自殺対策推進センター理事会(年2回)(辻本哲士)
(13) 「依存症に関する調査研究事業」有識者会議(年1回)(白川教人)
(14) 消費者庁・オンラインゲームに関する消費生活相談員向けマニュアル作成に係るアドバイザー会議(年1回)(白川教人)
(15) 厚生労働省 新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスとその影響に関する調査検討会(年2回)(藤城聡)
(16) 日本精神神経学会 自殺対策委員会(随時)(太田順一郎、二宮貴至)
(17) 日本精神神経学会 親子・学校・女性に関する委員会(年6回)(林みづ穂、二宮貴至)
(18) 日本精神神経学会 小児精神医療委員会(随時)(林みづ穂、太田順一郎)
(19) 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(3回)(辻本哲士)
(20) 「飲酒ガイドライン作成委員会」所管:社会・援護局障害保健福祉部企画課アルコール健康障害対策推進室 委員長:松下幸生 (小原圭司)(3回)
12 センター長会ホームページの運営 ホームページ運営委員会
○時期に応じコンテンツの追加や整理など,年4回更新.全国センター状況調査を実施し、結果を会員専用ページに掲載。
13 課題別委員会活動 各委員会
○手帳・自立支援医療検討委員会
・メーリングリストによる、個別の課題に関する情報交換・意見交換を行った。
・手帳・自立支援医療の事務処理に関する情報交換を中心とした研究会を令和5年3月18日に開催した。
○依存症対策委員会
・依存症に係る調査研究事業有識者会議、依存症専門医療機関相談員等全国会議、アルコール健康障害対策関係者会議に、委員として参画した。
・生活保護担当者向け薬物依存症対応研修をウェブにて実施、テキストを作成配布し研修実施。「令和4年度 薬物依存症者に対する地域支援体制の実態と均てん化に関する研究」報告書を作成、さらには「薬物を使用した人に対する医療従事者の意識・態度の調査」調査報告書を作成した。
・SAT-G研修をウェブにて1回実施し、全国のセンターにSAT-Gを普及。併せてSAT-G研修実施状況およびSAT-G利用状況を調査し報告した。
・令和2年に研究協力したギャンブル等依存症調査の精神保健福祉センターに係る部分の調査結果の発表を第118回日本精神神経学会総会のシンポジウムで行った。
○自殺対策委員会
・日本精神神経学会におけるシンポジウム 「全国の精神保健福祉センターにおける自殺対策の取り組み」の企画・実施
・いのち支える自殺対策推進センター 理事会出席 年2回(辻本哲士
・日本精神神経学会 自殺対策員会(随時)(太田順一郎、二宮貴至)
○災害時等こころのケア推進委員会
・厚生労働科学研究「災害派遣精神医療チーム(DPAT)の活動期間及び質の高い活動内容に関する研究」に協力し、災害支援を経験した精神保健福祉センターを中心とした聞き取り調査を実施した。
・日本精神神経学会第 118 回学術総会における災害支援委員会の委員会シンポジウムに協力し、委員会メンバーが発表を行った。
○精神障害にも対応した地域包括ケアシステム委員会
・運営要領改訂案の相談支援、組織、普及啓発等の個所について委員会の検討チームにて検討を行い、常任理事会に提出した。地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会の<にも包括>に関する項目の検討をコアメンバーで行った。
・厚労科研地域包括ケア班に野口が研究分担者として、林仙台市センター長、熊谷東京都中部センター長が研究協力者として、太田岡山市センター長がオブザーバーとして参加した。
・精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築支援事業に広域アドバイザーとして、佐藤群馬県センター長と野口が参加した。
○データ分析・地域分析検討委員会
・精神保健福祉センターにおける調査研究等の体制及び取組を把握すること、精神保健 福祉センター業務運営要領改訂の検討の基礎資料とすることを目的として、すべての 精神保健福祉センター(69ヵ所)を対象に質問紙調査を行った。本調査の結果、精神 保健福祉センターの調査研究体制は脆弱であると考えられた。それにもかかわらず、コロナ下のメンタルヘルス、依存症、ひきこもり等の政策課題に取り組み、精神保健 福祉の現状把握を行っている。精神保健福祉センターはさまざまな事業を担っており、課題解決につながる調査研究は有用であるし、職員も意欲的に取り組んでいる。精神 保健福祉センターは都道府県・指定都市における精神保健福祉の技術中枢機関であり、政策課題にかかる調査研究機能、精神保健医療福祉のモニタリング機能の強化を図る 必要がある。これは精神保健福祉センターにおける医師確保の上からも重要である。
○ひきこもり支援検討委員会
・地域保健総合推進事業として、ひきこもり相談支援実践研修会等を、保健所、精神保健福祉センターに加え、市町村、地域包括支援センター等からの参加を受け開催、ひきこもり地域支援センター全国連絡協議会と連携した研修会も実施した。また、研修会参加者、市町村・地域包括支援センター等の希望者を対象に、録画配信を行った。
○指定医・専門医制度委員会
・精神障害者の地域生活に積極的に関わる「精神保健福祉指定医」を「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」において提言するため、意見を取りまとめた。
・令和4年度の精神保健指定医研修会は新規講習3回と更新講習12回を本委員会メンバーが講師を務めた。また、Zoomミーティングで研修検討会を開き、講義目的の確認と内容の刷新を行った。
・精神神経学会専門医の育成については、精神障害者の地域生活に積極的に関わる次世代の専門医育成を目指し、研修プログラムの内容や専攻医の受け入れについて情報交換を行った。